サンタマリア 裁判所より 


朝5時半、裁判所に出向いて彼女が言っていることが本当だと感じた。滞在しているモーテルからは歩いて20分、まだ冷え込む気温の朝、薄いコートを羽織り裁判所へと向かう。 

5時40分に到着した際には、境がはっきりと造られたフェンス、メディアブース、そして普段はスペースが多いだろう住宅街にも入り込んだ各テレビ局の車。

警備員に質問すると、6時半から一般席の傍聴券が配られるという。6時過ぎるとポツポツとファンが集まり始める。 6時20分には40名以上集い、券を得るための列をつくる。券をもらったからといって、入れるわけではない。その後直に、番号が呼ばれ、呼ばれた者だけが中に入れる。10名程度づつ呼ばれ列を作り裁判所に移動される。残念ながら残ってしまった者は、外でマイケルを待つという訳だ。私はこ朝、大変な失敗をしてしまった。身分証明で必要な”パスポ-ト”をモーテルの部屋に忘れてしまったのだ。気づいた時には、もう周りは列を作り券の配布を今かと待っている時で、「既に遅し・・・・」。 担当者に交渉しようとしたが、却下であった。



この日は、ドイツのファンがグループで来ており、オランダ、イギリスからのファンも来ていた。マイケルファンの間では有名な「ダンシング ボーイ」(バシアー・ドキュメントの中で、マイケルを爆笑させた物真似ダンサーの男の子・スペインから来ている)も応援に駆けつけていた。若者から老夫婦まで駆けつけさせるこの裁判は、それだけ惹きつける力を持っているのだろう。しかもマイケル・ジャクソンという世界最大のエンターテイナーの力が存在している。


中には、中国人カップルが観光がてらに様子を見に来て「マイケル I LOVE YOU」と叫ぶという可笑しい場面も。 近所から様子を見に着たり、傍聴しに来る人も多くその関心の高さを知らされた。

毎日のようにこの裁判所に母親と通う10代3人娘も登場し、マイケルが車から降りる際には甲高い声で

懸命に叫んでいた。彼女達は近くの学校に通う地元っ子。朝9時授業開始前に、裁判所でマイケルのお出迎えをするのが日課のようだ。 私は、彼女達が持参して来たステップ代の端っこを貸してもらい共に応援した。彼女達の「弾けるような」若さを感じながら。


18may  この日はお母様の腕を支えながら入廷していった。


昨夜、かねてから悪評の高いNACY GRACE (キャスター・テレビコメンテーター)の番組を観る。

実際に裁判所に来たのは2回もないという彼女が、裁判所で話されていない内容さえも真実のように語っている。彼女が繰り返し訴える 「このような状況は、頻繁に幼児虐待に見られる」という発言に首をかしげながら、この嘘で固められた番組を経験した。 勿論、今日も彼女は裁判所にはいない。


そして検察トム・スネドンとも仲良く、93年の件にて嘘の報道をし訴えられ、破産宣告せざる得なかった

ダイヤン・デイモンドも裁判後、14時メディアブース端のテントにて撮影をしていた。回りには黄色いベールが被せられよく彼女の顔が見えないようになっている。


この日の裁判は昨日に引き続きマイケルの甥の証言。 休憩が9時45分、11時半、13時15分と3度入るのだが、この日は13時15分の際には一般傍聴者が既に出てきており、マイケルの退廷も13時40分であった。尚、退廷時フェンス外にいたのはほんの数人のファン達。遠慮気味に手を振るマイケルと、こちらをじっと見つめる母親キャサリン。明日は、いよいよ名司会者ラリーキング氏の登場である。


randy  この日はRANDYが登場しました。 一時期、資産管理でもめたということ

ですがやはり兄弟ですね。マイケルが4月に入院した時もRANDYは駆けつけました。